【要注意!】性病のリスクについて

特に風俗において、もっとも不安な要素の一つが性病の罹患ではないでしょうか。ここでは性病について最低限必要な情報をご紹介します。

性病とは

性病とは、正しくは「性感染症」と言います。性行為(口腔性交や肛門性交も含む)による接触や粘膜接触を介して感染する感染症を総称します。代表的なものではクラミジア、HIVなどが挙げられ、近年は梅毒の感染者が急激に増加しており、風俗利用に限らず注意が必要です。下記厚生労働省のサイトもわかりやすくまとまっていますので参考にしてください。

感染源

性病の感染源としては、性行為が主なものではありますが、次のような行為でも感染の可能性がありますので注意が必要です。可能性のある感染源をピックアップしました。

性行為

言わずもがなですね。コンドームの装着で感染の可能性を低下させることができますが、性行為前後でコンドームをつけずに以下のような行為があった場合は同様に感染の可能性があります。

口腔性交(フェラチオ、クンニ)

口腔性交(オーラルセックス)は、口や舌で相手の性器を刺激する行為です。口腔性交により感染する代表的な性病は淋病、クラミジア、ヘルペス、梅毒、HIVがあります。これらの感染者が全員口腔内に病原菌を持っているわけではありませんが、少なからずリスクはあります。逆に相手が感染者の場合、その性器をなめた際に病原菌が口腔内に入り込み感染の可能性があります。口腔内感染している場合には、キスでも感染可能性があります

肛門性交(アナルセックス)

肛門を介した性行為によって感染症が肛門に感染することがあります。肛門は膣よりも直径が小さく、性器の挿入により出血しやすくなっています。傷口や肛門の粘膜から精液に含まれた病原体が入り込み感染します。

その他

感染した粘膜や精液、膣分泌液、血液などが非感染者の傷口や粘膜に接触することでも感染の可能性があります。挿入していないから大丈夫というわけではありません、素股のような粘膜同士の接触体液のついたアダルトグッズへの接触、またごくまれに公衆トイレや銭湯などでの感染可能性もあります。感染者が妊娠している場合には母子感染の可能性もあり、生まれてくる子供への影響も考えられます。

性病の症状

梅毒

梅毒は梅毒トレポネーマという細菌感染症です。近年感染者数が急増しており、2023年には15,000以上の感染報告があがっています。潜伏期間が1か月程度あり、そこから徐々に身体中に症状が拡大するため早期治療が不可欠です。正確な結果を得るためには感染から約6週間後程度に検査を受けるのが一般的ですが、症状がある場合には早めに病院に行きましょう。

1期(3週間~3か月):性器や肛門、口に3㎜~3㎝大の硬いしこりが出現、太もも付け根のリンパ節腫瘍。しこりは1か月程度で自然に消えるため治ったと勘違いする。

2期(3か月~3年):手、足、身体にバラ疹と呼ばれる赤い発疹ができる。発疹は半年以内程度で消えるためここでも治ったと勘違いする。

3期(3年~):全身に炎症が拡大し、発疹やゴムのような腫瘍が出現。感染から10年以上経過すると脳や心臓に病変ができ死に至る。

性器クラミジア感染症

クラミジアはクラミジア・トラコマチスという細菌によって起こる感染症です。感染しても自覚症状がないこと(特に女性)もあり、感染者は年間数十万人以上とも言われます。男性の場合の症状は、排尿痛(おしっこをした時の痛み)、尿道から膿やさらさらした分泌物が出る、男性器にかゆみがある、睾丸が腫れるなどです。潜伏期間は1~3週間程度です。病原菌のついた手で目をこすったりすると結膜にも感染して、結膜炎を引き起こしたり、のどにも感染することもあります。自覚症状がない場合も多いため、発見が遅れることもありますが、抗生物質の服用で完治します。

淋菌感染症

淋菌感染症は淋病(りんびょう)と呼ばれ、淋菌という細菌による感染症です。年間8000人程度の感染報告があがっています。潜伏期間は感染から数日~1週間程度と比較的早いです。男性の症状としては、尿道炎(痛み、かゆみ)、排尿痛、尿道から黄白色の膿が出るなどです。クラミジアと症状が似ていますが、淋病の方が強い症状が出ることが多いです。

性器ヘルペス

ヘルペスは「HSV」と呼ばれる単純ヘルペスウイルスによる感染症です。一度感染してしまうと完治できる術がなく、薬で症状を抑えることしかできません。また身体の免疫が下がると症状が再発します。年間10,000弱の症例が報告されています。症状としては性器や肛門付近に痛みやかゆみのある水膨れ、ただれ、潰瘍ができます。潜伏期間は数日~1週間です。

尖圭コンジローマ

尖圭(せんけい)コンジローマは「HPV」と呼ばれるヒトペパローマウイルスによる感染症です。潜伏期間は1~2か月です。症状はカリフラワーや鶏のとさかのような特徴的なイボが性器や肛門付近に出現します。かゆみや痛みはないことが多いです。性器ヘルペス同様、症状がなくても体内にウイルスが残っている可能性があり、再発しやすい病気です。ワクチン接種による予防もできます

エイズ

AIDS(エイズ)とは「HIV」というヒト免疫不全ウイルスに感染して免疫力が低下し、様々な特定疾患を発症した状態をいいます。「HIV」に感染すると2~4週間後に、ウイルスが急激に体内で増殖をはじめ、風邪やインフルエンザに似た症状(発熱、のどの痛み、倦怠感、頭痛など)を発症します。しかし、症状は数日~数週間で自然に消えてしまいます。その後、個人差はありますが何も症状が出ない時期が数年~10年ほど続きますが、体内でウイルスの増殖は継続しており、免疫能力が低下し続けます。その結果、通常は免疫力で感染しないような疾患にかかるようになります。エイズ診断基準である23の特定疾患を発病するとエイズと診断されます。以前に比べ医療の進歩によりウイルスの増殖を抑制できるようになったので、早期発見によりエイズの発症を予防できる可能性が非常に高いです。

予防法

風俗使用の際に感染が気になるようであれば、キスは避け、粘膜接触(フェラ、素股など)の際にはコンドーム使用といった対策もできなくはないのでその旨をキャストの女性に相談してください。コンドームは用意されている場合が多いです。各風俗店のHPに性病の定期検査店のようなバナーが出ているお店もあります。ただ、こういった検査もお店ごとのルールもあるようでキャスト全員が実施しているとは限らなかったり、検査頻度も出勤の度には実施できないと思うので、その間に感染する可能性もあり、一概に安心はできないです。

尖圭コンジローマなどワクチン接種で予防できる感染症もあるので、今後風俗を頻繁に利用しようとする方は検討してもよいかもしれません。

予防ではありませんが、HIVや梅毒は各自治体や保健所で無料の検査(予約制)を受けることもできます。病院での検査だと有料になってしまうので不安があれば利用してください。

最後に

とはいえ、せっかく風俗で遊ぶのであれば不安なまま遊ぶのはもったいないです。安くないお金も払っているわけなので、女性といる間は目いっぱい楽しんでください。感染リスクはあるといえど、上記のとおり医療の進歩により早期に治療すれば完治、抑制できるものがほとんどです。私も上記で挙げた性病のうち、エイズと梅毒以外は罹ったことがありますが、どれも今は治っています(ヘルペスや尖圭コンジローマはウイルスが体内に残っていると思われるので根治しているとは言い切れませんが・・)。

そんな私からできる性病に早期に気づくための助言としては、上記に挙げた各性病の症状と潜伏期間を多少頭に入れておいたうえで、トイレに行ったときやシャワーを浴びる際に下記セルフチェックしてみてください。

  • 性器に異変がないか(いぼやできものがないか)
  • 排尿時に違和感がないか
  • 痛み、かゆみがないか
  • 尿道から分泌物や膿(透明、黄色、白色など)がでていないか
  • 下着にシミ(膿)がついていないか

透明な分泌物や膿の場合には気づきにくいかもしれませんが、においも確認するとよいです。尿や精液とは明らかに異なるにおいがするので比較的気づけるかと思います。

上記含めて異変を感じたら早めに病院(できれば泌尿器科や性病科)で確認してもらいましょう。初めての場合には性病ということもあり恥ずかしさやいろいろな不安もあると思いますが、何より早期に治療をすることが最重要です。治療が遅れるともっとひどい症状になる可能性もあります。病院では感染源の心当たりを聞かれることもありますが、正直に風俗と言って問題はないです。お医者さんもそれ以上深く突っ込んでこないと思います。

性病に罹らないことがベストではありますが、感染してしまった場合も早期発見により対処できる場合がほとんどです。正しい知識を身につけて楽しく遊ぶことが一番と思いますので、この記事がその一助になれば幸いです。

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